簡単なようで難しいグルメリポート
テレビやネット動画で、グルメ番組を見かけることがありますが、出ている新人アナウンサーや、デビューしたてのアイドルなんかをみて、
自分でもできそうだな
なんて思ったりすることはありませんか?確かにたどたどしい言葉づかいだったり、「ウマー」とか「チョーうまい‼️」みたいに、うまいの程度でしか表現できないと、
自分でもやれそう
と、思えてしまうかもしれません。しかし、実際、自分がリポートしようとすると、言葉がでてこなかったり、表現がワンパターンになるなど、見るのとやるのでは、かなり差があるものです。
リポートとは、見た目や食べるなど、五感を使ってインプットした情報を、言葉としてアウトプットするため、実はかなり頭を使う作業なわけです。
台本があれば、それを読めばいいのかもしれませんが、アドリブや自分で考えて言わなければならないときなど、言語表現のボキャブラリーを日頃からたくさんインプットしておけばよかったと痛感することでしょう。ですから、日頃から、食事の際に、グルメリポートをしてみれば、表現力の思考を鍛えることができるのです。
まずは、五感に分けて表現しよう
なんの手がかりもなければ、表現することも大変でしょうから、まずは「五感」に分解して、目の前の食事や飲み物を表現してみましょう。
たとえば、ここに寿司があるとして…
- 視覚(見た目)→こんもり盛られた贅沢なウニ
- 聴覚(音)→口に入れた音さえないぐらいとろけそう
- 嗅覚(匂い)→臭みはなく、ホンノリ甘ささえ感じる磯の香り
- 触覚(触り、食感)→ウニの粒さえわからないクリーミーな口当たり
- 味覚(味)→濃厚で甘味のある王様しか食べられないスイーツのよう
という感じに分解できればよいですが、なれるまではまだまだむずかしいところ。少しずつ積み重ねていけばよいでしょう。
ちなみに、グルメ番組でよくある二つの表現、実はこんな意味だったりします…
「素材の味がいきていますね!」→塩味足りない
「素朴な味ですね!」→味がきまっていない
さすがに、「う~ん、マズイ❗」とは言えませんから、ポジティブな表現に変えられるところは、見習いたいですね。
誰もが、ペンや机がなくとも、表現力を鍛えることのできる「グルメリポート」をぜひ試してみてください!もちろん、ポジティブな表現で‼️
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