[小論文対策]「豊かさ」と人生について

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「豊かさ」はお金で表現できる!?

 お金持ちになりたい!給与をもっと稼ぎたい!人生の成功へのきっかけや目標として「お金」は対象となりやすいものです。けれども、「お金持ち」や「高額な報酬」を手に入れた人が、皆幸せになっているかというと必ずしもそうではないようです。

 「お金があれば何でも買える」

 確かに、買えなかったものや、手に届かなかったチャンスを手にすることもできるでしょう。しかし、「お金で買えないもの」も世の中には存在しているのです。

お金は「手段」であって、目的ではない

 例えば、「愛」や「友情」などは、一時的な関係をお金で買うことはできますが、一生に渡って保証できるものでもなく、お金が途絶えて人も散っていったなんてこともあったりします。

 介護サービス付き老人ホームに努めている友人から聞いた話ですが、資産家のおじいさんが、入居していたとき、子供や孫たちが面会にやってくることはなく、一人寂しく過ごしていたといいいます。そんな中、毎日のようにお世話をする介護スタッフを見て、親近感が湧き、「あなたに財産を贈与したい」と申し出てきたといいます。

 けれども、そんなお金受け取るわけにも生きませんし、介護サービスは「仕事」としてやっているわけで、地縁血縁のない関係に「相続関係」がいきなり生まれるのも不自然でしょう。結果として、日々のサービスに対する評価は感謝しつつ、丁重にお断りすると、それ以降、ホームでの活動や食事など無気力もいいところ。生きる活力を失ってしまったといいます。

「自分はもう必要とされていないんだ」・・・と。

 人生にとって大切なのは、「生きること」であり、それは「人との間」によって存在価値を見出し、求め求められる「関係」にこそ、「生きがい」というものがあるんだろうと思います。

 したがって、「お金」は個人や能力の結果として「豊かさ」の「量」や「選択肢」を増やしてくれますが、「お金=幸せ」という図式は、どうも成り立たないといってもよいでしょう。

 最近では、起業や事業を成功させた事業家が、お金を世の中にSNSを通して配ったりすることが話題になっていますが、結局の所、「存在価値」や「承認欲求」がその背景にあるのではないかと思います。

 社会貢献活動として活動すること自体は、もちろん評価されることだと思いますが、それで彼らが「幸せ」を感じているのだとすれば、目的は達成されているのでしょう。

 まとめると、

「お金がある=豊かである」は、あらゆる実現手段としてはそのとおりではあるが、

「お金がある=幸せである」であるわけではない。

 結果として、そのお金を使って、さらに「幸せを探求する行動」に出る。というのがお金と豊かさの本質といえるでしょう。「お金を稼ぐ」ことよりも、「お金と幸せの関係」を保つことのほうがはるかに難しいのかもしれませんね。

小論文対策:「等式」と「不等式」を用いよう!

  さて、「幸せ」や「豊かさ」みたいな漠然としたテーマが小論文に出たときはどうやって書いたら良いのでしょうか。学生であれば実際のお金を手にしたことも豊かになったこともない状況で、想像しなければいけない場合もあることでしょう。

 そんな「漠然としたテーマ」のときは、「=(等号)」や「≠(不等号)」をつかって対比的に論理構造をつくるのがおすすめです。

 例えば、「豊かさ」がテーマであるとき、もう1つの要素を持ってきて、場合分けします。ここでは「お金持ち」として考えてみます。

「豊かさ」=「お金持ち」

受験生A

豊かでお金持ちっていうことは、例えば、3年貯金をして買えたものが、お金を持っていればすぐに欲しい物が買える。モノがたくさん買えるのは「豊かさ」ってことよね

受験生B

モノを手に入れるだけじゃなく、「機会」や「時間」を買うってこともあるよ。例えば、遊園地の優先レーンのパスがお金で買えるところがある。何時間も待たずに人気アトラクションに乗れたりするのも「時間を買っている」ことになるね。

吾輩のごはんも、普通のごはんと、猫界でみんながメロメロになるごはんもあるニャー。ちゅ~○♪ ちゅ~○♪ 質が明らかに違うのにゃ~。

というふうに、お金で買える「豊かさ」だけでも3つの種類が存在します。

  1. 行動がすぐ起こせるという「豊かさ」
  2. 時間を短縮するできる「豊かさ」
  3. 質が高いという「豊かさ」

 こうしたものを「得られる」と言う意味で「お金持ち」=「豊か」であるという図式は成り立つことでしょう。ただし、

「豊かさ」≠「お金持ち」

となることもあり、それらが、人間関係や気持ちなど、精神的なものなど、マズローの欲求段階説でいう「社会的欲求」や「承認欲求」がそれに当たることが多いでしょう。

 このように、図式をまず書いて、その条件を列挙することで、構造的に意味を整理することができ、論述の助けとなることでしょう。

試験がはじまったら、まず「課題を図式化」する

 試験がはじまったらまずやることは問題文を読むこと。何について書くかがずれていれば元も子もありません。

 次にやることは、「課題を図式化」して、論述の全体的な構造を固めてしまうこと。対立や対比など、意見が分かれる立場がどのような考えや背景に基づくのか、余白などを活用して書いてしまいましょう。

問題文に取り掛かる直前のチェックリストはつぎの5点です。

  • 「問題文」をよく読むこと
  • 「問題文」の主語と述語に印をつける
  • 「何を聞かれているか」に波線で印をつける
  • 「課題文」や「図」「絵」などがある場合は、それが何を表現しているか箇条書きする
  • これらすべてを踏まえて、全体の構造を図式化する

 あとは、この構造に従って肉付けしながら文章を書いていくだけ。何度も行っていますが「減点しないこと」が小論文で勝ち残るために必要なポイント。ミスのないようにすることを優先し、冷静に問題に取り掛かりましょう。

 きっと、その文章を書くチカラは、試験だけでなく、学校生活やレポート、社会人に至るまで、あなたの能力として助けになってくれること間違いありません。

 受験まで後少しの人。もうちょっとです。頑張ってくださいね。

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