「お金」ではすべて買えない時代がやってきた
2020年の先行きはどうですか?絶対安心だという人。いませんねー。周り見ても、世界同時株安を心配する声ばかり・・・。株価が下がれば、企業は信用が下がる。担保能力も下がる。銀行が貸し剥がしに入れば、いままでのらりくらりと延命を続けてきた中小企業が一気に倒産に追い込まれる。もしかしたら、2020年は過去のリーマン・ショック級の景気悪化が訪れるかもしれない雰囲気なのです。
東京株式市場はいきなりの400円超えの下落からスタート。やばいですよねー。ほんと、不安な将来が一歩ずつ近づいている予感。景気は気からといいますが、よくありませんね。
さて、そんな不安を抱えた中、人手不足は深刻化。高齢化も相まって、「働く人の担い手」はどこも手配するのが大変。コンビニエンスストアで、外国人労働者が増え、家事サービスに外国人のメイドがこれから増えていこうとしている時代。
いくら時給を上げたって、集まらない職種や時間には労働者はよってもきてくれません。お金だけで解決できない時代に入っているのです。
介護サービスだって、日本語検定を受けた後、どんどん切り替わる可能性だってある。働いてくれる人がいることは、ありがたいことですが、それって本当に「意味のある人手不足」なんでしょうか。
よくよく見渡せば、「人手不足」は2つのパターンが見えてきます。
①時代を切り開くイノベーションやテクノロジーの超ハイスペック人材
②ルーチン化された小売・サービス業の作業者
どっちが上とか下とかいうつもりはありません。給与とは、「付加価値」が高いからこそ、高くなるわけで、それを労働組合と働き方改革の流れで、「価値をあげずに給与だけあげる」ことをしようとしている。これでは、この先破綻を迎えるのは当然。経営的には「過剰に」付与しているのですから、その原資がなくなるか、経営不安が起こればまっさきに雇用が切られるか減らされるだけの話。
そこで、先程の株安をきっかけとした世界恐慌突入が本当にマイナスな連鎖を引き起こそうとしているのですよ。これ他人事ではありません。
「賃金」より大事なものがある。
一時的な給与や時給があがることを目標に賃上げ闘争なんてしてる時代じゃないですよ。むしろ、今の時代に即した仕事に人はスキルも活躍の場も変わっていかねばならない。
一生かけて勉強し続けることはもちろん、「賃金」というお金よりも大切なものがあります。それが、「あなた」という信頼です。
もしかしたらこれから厳しい経済状況で、基本給が下がることがあるかもしれない。会社がうまくいかなくなって、倒産することがあるかもしれない。そんなマイナスな出来事があったとしても、誰か救いの手が差し伸べられることがある。それが、「あなたと一緒に仕事がしたい」という価値。それは「信頼」です。
人からどう評価されているか、があなたの先行きの後ろ盾になってくれる時代なのです。
賃金あげろ!生活保障!などと叫ぶ時間があれば、スキルアップの勉強や、日々の仕事を丁寧に、そして人間関係を円滑にするように努力する。それは「能力の高さ」ではなく、「人としての生き様」そのものです。だから、「私は能力がないから」などといった言い訳はできない話。
仕事や会社や取引先や社会に対し、
あなた自身がどんな態度で接しますか?
というシンプルな話なのです。
だから、やることは簡単。「ギブアンドテイク」という人間関係の基本があるとすれば、姿勢はいつだって、「ギブアンドギブ(与えて、与える♪)」です。
見返りや反応を期待するのではなく、惜しみなく、人のために尽くすこと。ときに騙されることがあるのかもしれない。失敗をすることもあるかもしれない。それでも、誠意をもって対応する。その姿こそが、あなた自身の信頼を人間関係や社会の中で高めていくことになる。
そう考えると、キンコン西野さんはほんと先見の明がありますね。きちんと言語化できている。
マスメディアに出ていると言う価値よりも、SNSやサロンを通した仲間が広がるだけで、事足りる。それは問題解決も、必要とするお金でさえも。
「稼ぐ」ってこと自体がオワコンなのかもしれません。「稼いで→使う」という順序がもはや時代遅れ。「使う目的→集まる」がこれからのお金との付き合い方何じゃないかと、改めて思うのです。
そうすると「稼ぐ」ってことを何よりも優先しても、その先には孤独しかまっていませんね。何かをするという目的や成し遂げたい夢をみんなと共有し、そのために協力し合う。結果としてお金も集まり実現していく。それがこれからの「共感」社会であり、「共創」ってことなんだと思うのです。
お金に振り回されたら、人生終わり。つまらないものですね。だからこそ、人生の中心は「自分」であって、お金は「手段」に過ぎない。これはものの見方を180度ひっくり返したみたいな考え方ですから、世の中に浸透しにくいのも無理はない。
まず、あなたの夢を公に発することから始めてしまいましょう。あらゆる周りの動き方が、変わってくるかもしれませんよ。
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